東京都の老人ホーム・介護施設
費用相場とエリア別の選び方

特養待機者 約4.3万人・有料老人ホーム月額平均29.7万円。費用の高い東京都で賢く施設を選ぶためのポイントを解説します。

特養待機者 約4.3万人(令和6年3月・要介護3以上) 有料老人ホーム月額平均29.7万円 施設数 全国最多クラス
RANKING
東京23区の老人ホーム費用ランキング
足立区 約22.5万円 〜 千代田区 約45.4万円|安い区TOP5と全区比較

目次

有料老人ホーム月額平均
29.7万円
全国平均の約2倍(LIFULL介護調べ)
特養の月額(目安)
7〜15万円
所得に応じた減額制度あり
特養待機者数(要介護3以上)
約4.3万人
令和6年3月・東京都社会福祉協議会

東京都の介護事情まとめ

東京都は全国で最も高齢者人口が多く(約312万人)、介護施設の数も全国最多クラスです。しかし需要が供給を大きく上回っているのが現状で、特に特別養護老人ホーム(特養)は令和6年3月時点で要介護3以上の待機者が約43,496人にのぼり、入所まで数年かかるケースが珍しくありません。

民間の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は選択肢が豊富ですが、費用は全国平均の約2倍。月額29.7万円という水準は、長期入所では年間360万円近くに上ります。費用を抑えたい場合は、多摩地区や近隣の神奈川・埼玉・千葉も視野に入れることが重要です。

東京都の施設探しで押さえるべきポイント
  • 特養は申し込み先を複数にしておく(複数の区市への申し込みが可能)
  • 都内より費用を抑えたい場合は神奈川・埼玉・千葉の施設も候補に
  • 有料老人ホームは「入居一時金あり」と「月額のみ」でトータル費用が変わる
  • 認知症がある場合はグループホーム(区市町村ごとに定員制限あり)も検討
  • 島しょ部(伊豆諸島・小笠原)は施設数が極めて限られるため早期検討が必要

東京都で施設を選ぶメリット

🏥
医療機関との連携が充実
大学病院・専門医が多く、医療依存度の高い方でも対応できる施設が多い
🏢
施設数・選択肢が豊富
全国最多クラスの施設数。認知症対応・看取り等の希望条件に合う施設が見つかりやすい
🚃
家族の面会アクセスが良い
電車・バス網が発達。都内在住の家族が頻繁に面会に行きやすい

東京都で施設を探す4ステップ

STEP 1
要介護認定を受ける
まず区市町村窓口で要介護認定を申請。特養は要介護3以上が入所条件
STEP 2
ケアマネジャーに相談
地域包括支援センターで担当ケアマネを決める。施設選びをサポートしてもらえる
STEP 3
複数施設を見学・比較
候補を3〜5施設に絞り実際に見学。費用・ケアの質・立地を比較検討
STEP 4
特養は複数申し込み
特養は複数の施設・区に同時申し込み可能。早期申し込みが肝心
東京都の施設を今すぐ探す みんなの介護でエリア・費用・施設タイプを絞り込み検索
無料で施設を探す →

エリア別に施設を探す

千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区・文京区(都内でも費用は最も高め。施設の質・医療連携が充実)

💡 23区内の費用比較は東京23区費用ランキングで詳しく確認できます。足立区(約22.5万円)と千代田区(約45.4万円)では月額20万円以上の差があります。

中野区・杉並区(閑静な住宅地。都心に比べて費用が抑えられる施設も見つかる)

品川区・目黒区・大田区・世田谷区(住宅地として人気が高く、施設の質も高い傾向。費用は高め)

豊島区・北区・板橋区・練馬区(23区内では比較的費用を抑えやすく、施設の選択肢も豊富)

台東区・墨田区・江東区・荒川区・足立区・葛飾区・江戸川区(23区内では最も費用を抑えやすいエリア)

伊豆諸島・小笠原諸島(船または飛行機でアクセス。施設数は非常に限られています)

⚠️ 島しょ部の介護施設は非常に数が限られており、満床の場合は都内本土への転居・入所が必要になります。緊急時の医療搬送(ヘリコプター・船)についても入居前に施設・行政へ確認することを強くおすすめします。

東京都の介護施設数の目安

※ 介護サービス情報公表システムをもとにした概算。実際の数は変動します。

特養(特別養護老人ホーム)
約450施設
待機約2.4万人
老健(介護老人保健施設)
約160施設
リハビリ重視
有料老人ホーム(介護付)
約800施設
月額平均29.7万円
有料老人ホーム(住宅型)
約1,200施設
費用幅が大きい
グループホーム(GH)
約600施設
認知症の方向け
サービス付き高齢者向け住宅
約500施設
比較的入居しやすい

東京都の施設タイプ別 費用相場

出典:LIFULL介護・東京都費用相場(2025年データ)

施設タイプ 月額費用の目安 入居一時金 待機・空き
特別養護老人ホーム(特養) 7〜15万円 なし 待機者約4.3万人(令和6年3月)
介護老人保健施設(老健) 10〜18万円 なし 数ヶ月〜1年程度
有料老人ホーム(介護付) 平均29.7万円 0〜数百万円 比較的入りやすい
有料老人ホーム(住宅型) 15〜30万円 0〜数十万円 比較的入りやすい
グループホーム 15〜25万円 10〜30万円程度 施設による
サービス付き高齢者向け住宅 12〜25万円 敷金程度 比較的入りやすい
特養(特別養護老人ホーム)
月額7〜15万円
入居一時金なし
空き待機者約4.3万人(令和6年)
老健(介護老人保健施設)
月額10〜18万円
入居一時金なし
空き数ヶ月〜1年
有料老人ホーム(介護付)
月額平均29.7万円
入居一時金0〜数百万円
空き比較的入りやすい
有料老人ホーム(住宅型)
月額15〜30万円
入居一時金0〜数十万円
空き比較的入りやすい
グループホーム
月額15〜25万円
入居一時金10〜30万円程度
空き施設による
サービス付き高齢者向け住宅
月額12〜25万円
入居一時金敷金程度
空き比較的入りやすい
⚠️ 費用は施設・居室タイプ・要介護度によって大きく変わります。上記は目安です。「安い施設」を探す際は月額だけでなく、介護サービス費・食費・光熱費などの合計で比較しましょう。

エリア別費用水準の比較

23区・多摩地区・近隣県でエリアによって費用水準が大きく異なります。

費用水準 エリア 有料老人ホーム月額目安 特徴
高め 千代田区・港区・渋谷区・世田谷区 35〜45万円超 施設の質が高い。富裕層向け施設が多い
中程度 23区(城東・城北・城西) 22〜35万円 選択肢が多く比較しやすい
比較的安め 多摩地区(立川・八王子・町田など) 15〜25万円 23区より費用を抑えやすく医療機関も充実
安め 近隣県(埼玉・千葉・神奈川北部) 12〜20万円 電車で1〜2時間。費用を大幅に抑えられる
都心・城南(港区・渋谷区・世田谷区など)
施設数は多いが費用が最も高い。有料老人ホームの月額が35万円超えも珍しくない。医療連携が充実している。
費用:高め
城東(江東区・墨田区・葛飾区・足立区など)
23区内では比較的費用を抑えやすい。特養の整備が進んでいるエリアもある。
費用:中程度
多摩地区(立川・八王子・多摩・町田など)
23区と比べて施設費用が抑えられるケースが多い。神奈川・埼玉との境界エリアは隣県との比較検討も有効。
費用:比較的安め
島しょ部(伊豆諸島・小笠原諸島)
施設数が非常に限られる。本土の施設への入所を検討することが現実的なケースも多い。
施設数:少ない
💡 「住み慣れた地域で」という希望は理解できますが、費用が年間100〜200万円変わることもあります。車・電車で1〜2時間程度なら、多摩地区や近隣県も含めて探すことをおすすめします。

東京都の特養(特別養護老人ホーム)について

特養は費用が安く安定したケアが受けられますが、東京都では要介護3以上の待機者が約43,496人(令和6年3月31日・東京都社会福祉協議会調査)おり、申し込みから入所まで数年かかるケースが多いのが現状です。

🏠 特養を申し込む際の重要ポイント
  • 要介護3以上が入所条件(特例あり)——要介護認定を受けたらすぐに申し込む
  • 複数の施設に同時申し込みが可能——できるだけ多くの施設に申し込んでおく
  • 緊急度(独居・介護者の病気など)が高いと優先されることがある——ケアマネジャーに相談
  • 特養が空くまでの間は老健やショートステイを活用する
  • 区をまたいだ申し込みも可能——自分の居住区に限定せず広く申し込む
⚠️ 「特養が空くまで待つ」という方針だけでは、介護者が先に倒れてしまうことがあります。有料老人ホームやグループホームへの入所を並行して検討することが重要です。

東京都でよくある家族の悩みと対策

😰 特養に申し込んだが何年も待てない…
老健・ショートステイを組み合わせながら、並行して有料老人ホームも検討しましょう。緊急事由があれば優先枠が使えます。
💸 月30万円近い費用は払い続けられない…
多摩地区(15〜25万円)や近隣県(12〜20万円)との比較が有効。年間100〜200万円の差が生まれることも。
🧠 認知症の親にグループホームを探したい
グループホームは住民票のある区市町村内が原則対象。要介護度が低くても認知症診断があれば申請可能です。
🚃 親を地方に移住させるべきか迷っている
費用を大幅に抑えられますが、面会頻度・医療体制も考慮を。まず多摩地区・埼玉・千葉・神奈川で探すのが現実的です。
👩
埼玉県在住・Mさん(50代・娘)
父親(80代・要介護2)の施設探し体験
「父が世田谷区に住んでいたので最初は近所の有料老人ホームを探したのですが、月額35〜40万円が相場で驚きました。ケアマネさんに相談したところ多摩市の施設を紹介してもらい、同じ東京都内なのに月額22万円で入居できました。私は埼玉在住で電車で40分ほどなので面会も問題なし。もっと早く多摩地区も視野に入れればよかったと思います。」
✅ 結果:多摩市の住宅型有料老人ホームに入居。月額22万円(世田谷区比較で年間約156万円の節約)
費用や施設選びに迷ったら、専門家に相談 みんなの介護|施設探しの専門スタッフが無料でサポート
無料相談はこちら →

よくある質問

東京都で費用を抑えて老人ホームに入れる方法はありますか?
特養への早期申し込みが最も有効です。入所まで時間がかかる間は低価格帯のサービス付き高齢者向け住宅を利用する方法もあります。また多摩地区(月額15〜25万円)や近隣の神奈川・埼玉・千葉(12〜20万円)の施設と比較すると費用を大幅に抑えられるケースがあります。
東京都の特養の申し込みはどこにすればいいですか?
申し込みは各特養施設に直接行います。担当のケアマネジャーに相談すると、複数施設への申し込みをサポートしてもらえます。区をまたいだ申し込みも可能なので、できるだけ多くの施設に申し込んでおくことをおすすめします。
東京都の特養の待機期間はどれくらいですか?
令和6年3月時点で要介護3以上の待機者が約43,496人(東京都社会福祉協議会調査)おり、一般的に数年かかるケースが多いです。緊急度(独居・医療依存度が高い・介護者の病気など)が高い場合は優先されることがあります。ケアマネジャーを通じて緊急入所の相談をすることが重要です。
東京都で認知症の親のグループホームを探すには?
グループホームは認知症の診断を受けていることが入居条件で、住民票のある区市町村内の施設しか利用できません(原則)。空き状況はケアマネジャーに確認するか、各施設に直接問い合わせる方法が一般的です。東京都は施設数が多い反面、人気施設は空きが出づらいため、複数の施設を候補にしておくことをおすすめします。
有料老人ホームの「入居一時金ゼロ」は信頼できますか?
入居一時金がゼロの場合は、その分が月額費用に上乗せされているケースが多いです。入居一時金ありのプランと総費用(5〜10年間)で比較することが重要です。また「短期解約特例」という制度があり、入居後90日以内に退去した場合は一時金の多くが返金されます。
多摩地区の施設は23区と比べてどう違いますか?
多摩地区は23区より月額費用が5〜10万円ほど安くなるケースが多いです。立川・八王子などは医療機関も充実しており、都心から30〜60分程度なので家族の面会も現実的です。
東京都の特養が空くまでの間はどうすればよいですか?
老健(介護老人保健施設)やショートステイを繰り返し利用する方法があります。費用負担が許せば有料老人ホームへの入所も選択肢です。特養待機中に介護者が倒れてしまうケースも多いため、早めに複数の選択肢を用意しておくことが重要です。
島しょ部(伊豆諸島・小笠原)で介護施設を探すには?
島しょ部の介護施設は非常に数が限られており、入所できない場合は都内本土の施設への転居が必要になるケースがほとんどです。各島の役場や地域包括支援センターに早めに相談することをおすすめします。緊急時の医療搬送(ヘリコプター・船)についても事前確認が必要です。
RANKING
東京都 施設タイプ別ランキング
費用・入居しやすさ・認知症対応など目的別に比較
ランキングを見る →

東京都の施設を無料で探してみる

23区・多摩地区・費用・施設タイプ・認知症対応など
希望条件を入力するだけで候補施設を検索できます。

みんなの介護で施設を探す → 専門家に無料相談(イチロウ)
東京都の施設を探す みんなの介護で無料検索
探す →