紹介・相談サービスは大きく2タイプ
「親の老人ホームを探したい」と思っても、全国に何万件もある施設を自力で調べるのは現実的ではありません。そこで多くの家族が使うのが、無料の老人ホームの紹介・相談サービスです。これらは大きく次の2タイプに分かれます。
① 検索ポータル型(自分で探す)
エリア・費用・条件で全国の施設を検索し、口コミを見ながら自分のペースで比較できるタイプです。みんなの介護・LIFULL介護などが代表例で、気になった施設にそのまま資料請求や見学予約ができます。「まず全体像を把握して、納得して選びたい」人に向いています。
② 相談員紹介型(プロに探してもらう)
専任の相談員に希望を伝えると、条件に合う施設の候補を提案してくれるタイプです。見学の同行や日程調整まで任せられることもあります。「急いでいる」「条件が複雑で選びきれない」人に向いています。
主要サービス比較表
代表的な紹介・相談サービスと、公的な相談窓口をまとめました。いずれも利用者は無料です。
| サービス | タイプ | 対応エリア | 料金 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| みんなの介護 | 検索ポータル+電話相談 | 全国 | 無料 | まず自分で幅広く比較したい |
| LIFULL介護 | 検索ポータル | 全国 | 無料 | 掲載数の多さで選びたい |
| かいごDB | 検索+相談 | 全国 | 無料 | データで条件を絞り込みたい |
| 老人ホーム紹介センター(相談員型) | 専任相談員が紹介 | 地域による | 無料 | プロに任せたい・急いでいる |
| 地域包括支援センター | 公的な相談窓口 | 全国(中学校区単位) | 無料 | 中立な公的アドバイスが欲しい |
各サービスの特徴
最初はどのサイトも同じだと思っていました。みんなの介護で全体の相場を調べてから、決めきれない部分を相談員さんに手伝ってもらう形に。検索ポータルと相談員の両方を使ったことで、費用も場所も納得して選べました。一社だけで決めなくてよかったです。
※体験談は一般的なケースをもとにした構成例です。実際の体験談は順次掲載予定です。
なぜ無料?紹介手数料の仕組みと注意点
「無料で使えるなんて、何か裏があるのでは」と不安に思う方もいます。仕組みを知っておくと安心して使えます。
民間の紹介・検索サービスは、紹介した利用者の入居が決まったときに、施設側から紹介手数料を受け取るビジネスモデルです。費用を負担するのは施設側なので、探す家族は無料で利用できます。これ自体は一般的な仕組みで、悪いものではありません。
手数料を支払う施設が紹介されやすい構造のため、「手数料が高い施設」が候補に入りやすい可能性はゼロではありません。特定のサービス1社だけの提案で決めず、複数で見比べることが大切です。
- 複数のサービスを併用する……検索ポータルと相談員型、両方の候補を見比べる
- 必ず自分で見学する……資料や提案だけで決めず、本人と一緒に現地を確認する
- 公的窓口の意見も聞く……中立な地域包括支援センターやケアマネジャーに相談する
無料だと聞いて逆に不安でしたが、手数料の仕組みを知って納得しました。提案された施設をうのみにせず、地域包括にも相談したうえで3か所を見学。結果的に、最初の提案とは別の施設がいちばん父に合っていました。自分の目で確かめて本当によかったです。
※体験談は一般的なケースをもとにした構成例です。実際の体験談は順次掲載予定です。
施設の費用、
家計で続けられそうですか?
老人ホームの費用は月10〜40万円と幅があり、長期化すると家計に響きます。入居を検討する前に、FPへ無料相談して費用の備えを点検しておくと安心です。
状況からサービスを選ぶ
どのサービスから使えばよいか迷ったら、今の状況に当てはめて選んでみましょう。
利用から入居までの流れ
どのサービスを使っても、入居までの大きな流れは共通しています。
- 条件を整理する……エリア・予算(月額の上限)・要介護度・認知症の有無・医療ケアの必要性をメモ
- 検索または相談で候補を集める……検索ポータルで絞り込む、または相談員に提案してもらう
- 資料請求する……候補3〜5件に資料を請求し、費用・サービス内容を比較
- 見学する……本人と一緒に現地を訪問。スタッフの対応や食事・におい・清潔さを確認
- 体験入居する……可能なら数日の体験入居で本人との相性を確認
- 契約・入居……契約内容(追加費用・退去条件)を確認して入居
まとめ:紹介・相談サービスの使い方
- サービスは「検索ポータル型(自分で探す)」と「相談員紹介型(任せる)」の2タイプ
- みんなの介護・LIFULL介護は全国対応・無料で、まず比較するのに便利
- 急ぎ・条件が複雑なら相談員型、中立な助言は地域包括支援センター
- 無料の理由は「施設からの紹介手数料」。1社で決めず複数併用が安心
- 最後は必ず本人と一緒に見学してから決める
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」→ https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/
- 厚生労働省「地域包括支援センターの概要」→ https://www.mhlw.go.jp/
- 各サービスの公式サイト(みんなの介護・LIFULL介護ほか、2025〜2026年時点の公表内容)
最終更新:2026年6月