紹介・相談サービスは大きく2タイプ

「親の老人ホームを探したい」と思っても、全国に何万件もある施設を自力で調べるのは現実的ではありません。そこで多くの家族が使うのが、無料の老人ホームの紹介・相談サービスです。これらは大きく次の2タイプに分かれます。

① 検索ポータル型(自分で探す)

エリア・費用・条件で全国の施設を検索し、口コミを見ながら自分のペースで比較できるタイプです。みんなの介護・LIFULL介護などが代表例で、気になった施設にそのまま資料請求や見学予約ができます。「まず全体像を把握して、納得して選びたい」人に向いています。

② 相談員紹介型(プロに探してもらう)

専任の相談員に希望を伝えると、条件に合う施設の候補を提案してくれるタイプです。見学の同行や日程調整まで任せられることもあります。「急いでいる」「条件が複雑で選びきれない」人に向いています。

💡 どちらか一方に絞る必要はありません。まず検索ポータルで相場観をつかみ、絞り込みに迷ったら相談員に頼る——という併用が、最も後悔の少ない探し方です。

主要サービス比較表

代表的な紹介・相談サービスと、公的な相談窓口をまとめました。いずれも利用者は無料です。

サービス タイプ 対応エリア 料金 こんな人に
みんなの介護 検索ポータル+電話相談 全国 無料 まず自分で幅広く比較したい
LIFULL介護 検索ポータル 全国 無料 掲載数の多さで選びたい
かいごDB 検索+相談 全国 無料 データで条件を絞り込みたい
老人ホーム紹介センター(相談員型) 専任相談員が紹介 地域による 無料 プロに任せたい・急いでいる
地域包括支援センター 公的な相談窓口 全国(中学校区単位) 無料 中立な公的アドバイスが欲しい
※ 掲載施設数や対応範囲は各社の公表内容(2025〜2026年時点)に基づく一般的な傾向です。最新の内容・対応エリアは各サービスの公式サイトでご確認ください。

まずは全国の施設を
エリア・費用で比較してみる

掲載数最大級。気になる施設はそのまま無料で資料請求・見学予約ができます。

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登録不要・完全無料|みんなの介護

各サービスの特徴

検索ポータル型 みんなの介護
タイプ 全国の施設を検索+電話での相談も可能 対応エリア 全国 料金 無料 特徴 掲載数が最大級。費用・エリア・入居条件・口コミで絞り込みやすい
向いている人:まず自分で全体像を把握し、複数施設を並べて比較したい方
検索ポータル型 LIFULL介護(ライフル介護)
タイプ 全国の施設検索ポータル(大手不動産情報グループが運営) 対応エリア 全国 料金 無料 特徴 掲載施設数がトップクラス。施設タイプや費用帯での比較に強い
向いている人:できるだけ多くの選択肢から比較したい方
相談員紹介型 老人ホーム紹介センター(相談員型サービス全般)
タイプ 専任相談員が希望をヒアリングし、候補施設を提案・見学調整 対応エリア サービス・地域により異なる 料金 無料 特徴 条件整理から見学同行までサポート。急ぎの入居先探しに強い
向いている人:時間がない/条件が複雑で自分では選びきれない方
公的窓口 地域包括支援センター
タイプ 市区町村が設置する高齢者の総合相談窓口 対応エリア 全国(おおむね中学校区に1か所) 料金 無料 特徴 紹介手数料を受け取らない中立な立場。公的施設の情報や制度の案内に強い
向いている人:営業色のない中立なアドバイスや、特養など公的施設の相談をしたい方
👩
Aさん(仮名)・50代・会社員 母(80代)の施設探しを経験

最初はどのサイトも同じだと思っていました。みんなの介護で全体の相場を調べてから、決めきれない部分を相談員さんに手伝ってもらう形に。検索ポータルと相談員の両方を使ったことで、費用も場所も納得して選べました。一社だけで決めなくてよかったです。

※体験談は一般的なケースをもとにした構成例です。実際の体験談は順次掲載予定です。

なぜ無料?紹介手数料の仕組みと注意点

「無料で使えるなんて、何か裏があるのでは」と不安に思う方もいます。仕組みを知っておくと安心して使えます。

民間の紹介・検索サービスは、紹介した利用者の入居が決まったときに、施設側から紹介手数料を受け取るビジネスモデルです。費用を負担するのは施設側なので、探す家族は無料で利用できます。これ自体は一般的な仕組みで、悪いものではありません。

⚠️ 知っておきたい注意点
手数料を支払う施設が紹介されやすい構造のため、「手数料が高い施設」が候補に入りやすい可能性はゼロではありません。特定のサービス1社だけの提案で決めず、複数で見比べることが大切です。
偏りを防ぐ3つのコツ
  • 複数のサービスを併用する……検索ポータルと相談員型、両方の候補を見比べる
  • 必ず自分で見学する……資料や提案だけで決めず、本人と一緒に現地を確認する
  • 公的窓口の意見も聞く……中立な地域包括支援センターやケアマネジャーに相談する
👨
Bさん(仮名)・60代・自営業 父(80代)の施設探しを経験

無料だと聞いて逆に不安でしたが、手数料の仕組みを知って納得しました。提案された施設をうのみにせず、地域包括にも相談したうえで3か所を見学。結果的に、最初の提案とは別の施設がいちばん父に合っていました。自分の目で確かめて本当によかったです。

※体験談は一般的なケースをもとにした構成例です。実際の体験談は順次掲載予定です。

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状況からサービスを選ぶ

どのサービスから使えばよいか迷ったら、今の状況に当てはめて選んでみましょう。

🔍 まず自分で比較したい
検索ポータルで相場をつかむ
エリア・費用で絞り込み、候補を3〜5件に。気になる施設は資料請求へ。
→ みんなの介護・LIFULL介護
🚀 急いで入居先が必要
相談員に候補を出してもらう
退院期限などで時間がないときは、条件を伝えて候補提案・見学調整を依頼。
→ 相談員紹介型サービス
🧠 条件が複雑(認知症・医療ケア)
相談員+公的窓口を併用
対応できる施設が限られるため、プロの提案と中立な助言の両方を活用。
→ 相談員型+地域包括
💰 費用を抑えたい・公的施設中心
公的窓口で特養などを相談
特養は中立な公的窓口経由が安心。待機中の選択肢もあわせて相談を。
→ 地域包括支援センター

利用から入居までの流れ

どのサービスを使っても、入居までの大きな流れは共通しています。

  1. 条件を整理する……エリア・予算(月額の上限)・要介護度・認知症の有無・医療ケアの必要性をメモ
  2. 検索または相談で候補を集める……検索ポータルで絞り込む、または相談員に提案してもらう
  3. 資料請求する……候補3〜5件に資料を請求し、費用・サービス内容を比較
  4. 見学する……本人と一緒に現地を訪問。スタッフの対応や食事・におい・清潔さを確認
  5. 体験入居する……可能なら数日の体験入居で本人との相性を確認
  6. 契約・入居……契約内容(追加費用・退去条件)を確認して入居
📋 見学の具体的なチェックポイントは「老人ホーム見学チェックリスト25選」で詳しく解説しています。資料請求と並行して目を通しておくと、見学がぐっと有意義になります。

まとめ:紹介・相談サービスの使い方

  1. サービスは「検索ポータル型(自分で探す)」と「相談員紹介型(任せる)」の2タイプ
  2. みんなの介護・LIFULL介護は全国対応・無料で、まず比較するのに便利
  3. 急ぎ・条件が複雑なら相談員型、中立な助言は地域包括支援センター
  4. 無料の理由は「施設からの紹介手数料」。1社で決めず複数併用が安心
  5. 最後は必ず本人と一緒に見学してから決める
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参考・出典
  • 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」→ https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/
  • 厚生労働省「地域包括支援センターの概要」→ https://www.mhlw.go.jp/
  • 各サービスの公式サイト(みんなの介護・LIFULL介護ほか、2025〜2026年時点の公表内容)
※ 本記事は、厚生労働省などの公的資料および各サービスの公表内容をもとに、よりそい介護編集部が作成した一般的な情報です。掲載数・対応エリア・サービス内容は変更される場合があります。最新の内容は各サービスの公式サイトでご確認ください。
最終更新:2026年6月