今すぐ導入すべき?チェックリスト
「普通のベッドではダメなのか?」と思いながら迷っている方も多いです。以下の項目でいくつ当てはまるかを確認してみてください。
介護ベッドの機能と選び方
介護ベッドの機能は主に3種類。本人の要介護度と身体状況に合わせて選びます。機能が多いほどレンタル料は上がりますが、それでも購入に比べれば圧倒的に安く済みます。
2モーター以上なら、介助時にベッドの高さを「立った状態で拳(ナックル)が床板に当たる高さ」(多くの方で約55〜65cm)に合わせましょう。この高さにするだけで、腰を深く曲げずに介助でき、介護者の腰への負担が大幅に減ります。就寝時は低くして転落リスクを下げ、介助のたびに高さを変える——この使い方が2モーターの最大のメリットです。
- 介護者が腰を痛めそうなら → 高さ調整機能(2モーター)は必須
- 食事・服薬で上半身を起こすことが多い → 背上げ機能(1モーター以上)
- 寝たきりに近い状態・足のむくみが気になる → 3モーター
- 夜中に起き上がろうとして転落しそうで心配 → サイドレール追加
- 迷ったら → ケアマネジャーか福祉用具専門相談員に判断を仰ぐ
レンタルと購入の徹底比較
- 月額1,000〜2,500円(1割負担)
- 介護保険適用で大幅に費用を抑えられる
- 状態が変わったらベッドを交換できる
- 故障・修理はレンタル業者が対応
- 不要になったらすぐ返却できる
- 最新モデルを使えることが多い
- 本体価格10〜30万円以上(全額自己負担)
- 介護保険の対象外(購入補助なし)
- 状態が変わっても買い替えコストがかかる
- 故障修理は自己負担
- 不要になったとき処分に困ることがある
- 長期(10年以上)使用なら割安になる可能性も
介護保険でのレンタル手順(5ステップ)
ケアマネジャーがほぼすべての手続きをサポートしてくれます。自分で申請や業者交渉をする必要はありません。
| ステップ | 内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| ① 相談 | ケアマネジャーに「介護ベッドを使いたい」と状況を伝える | 当日〜翌日 |
| ② ケアプラン変更 | ケアマネが福祉用具貸与をケアプランに組み込む | 数日〜1週間 |
| ③ 専門相談員が来訪 | レンタル業者の福祉用具専門相談員が自宅を訪問し、スペースを確認・最適な機種を選定 | 1〜3日 |
| ④ 設置・説明 | 業者が自宅に搬入・設置し、使い方の説明を行う | 設置当日1〜2時間 |
| ⑤ 毎月レンタル料を支払う | 利用者は1〜3割負担のみ(残りは介護保険から給付) | 翌月以降 |
- 1モーター(背上げのみ):月額約800〜1,200円
- 2モーター(背上げ+高さ調整):月額約1,000〜1,500円
- 3モーター(背上げ+高さ+脚上げ):月額約1,500〜2,500円
- サイドレール:月額約200〜400円(別途)
- 体圧分散マットレス:月額約600〜2,000円(別途)
床ずれ対策:リスクチェックとマットレスの選び方
床ずれ(褥瘡)は、長時間同じ姿勢で寝ていることで皮膚が圧迫され、血流が途絶えて壊死する状態です。一度できると治癒が長引き、感染リスクも高まります。まず自分で床ずれリスクを確認してみてください。
床ずれリスクチェック(1つでも当てはまったら体圧分散マット導入を検討)
マットレスの種類と選び方
- ウレタンフォームマット:床ずれリスクが低〜中の方向け。やや安価で取り扱いやすい
- エアマット(電動):自動でセルが交互に膨らみ、体位変換を補助。床ずれリスクが高い方・既に床ずれがある方向け
- ウォーターマット:特殊なケースに使用。体圧分散性が高いが管理がやや複雑
一緒に揃えたい周辺グッズ
介護ベッドと組み合わせることで、安全性と介護者・本人の快適性がさらに高まるグッズです。
- ベッド用手すり(グリップ):起き上がり・立ち上がりを補助。介護保険レンタル対象
- ベッドサイドテーブル:食事・薬・リモコン・スマホの置き場に。購入アイテム
- 転落防止マット(床マット):ベッド横の床に敷き、転落時の衝撃を吸収
- 見守りカメラ:別室から状態を確認できる。夜間の安心度が大きく向上する
- センサーマット:ベッドから離れると通知が来る。転倒防止に有効
実際に使っている人の体験談
父が転倒して骨折してから、普通のベッドでの起き上がりが大変になりました。ケアマネさんに相談したら「介護ベッドをレンタルしましょう」と。月1,500円くらいで借りられると聞いて驚きました。背もたれが電動で動くので、父が自分で少し起き上がれるようになって、私の腰への負担もぐっと減りました。「もっと早く導入すればよかった」と父も言っています。
※体験談は一般的なケースをもとにした構成例です。実際の体験談は順次掲載予定です。
倒れてリハビリ病院から帰ってきたとき、家のベッドから起き上がれなくて愕然としました。ケアマネさんが高さ調整付きの2モーター型をすすめてくれて、自分でリモコン操作できるようになりました。高さを自分で変えて足を下ろせると、トイレにも一人で行けるんです。あの一台があるかないかで生活が全然違う。自分でできることが増えて、気持ちも楽になりました。
※体験談は一般的なケースをもとにした構成例です。実際の体験談は順次掲載予定です。
夫がほぼ寝たきりになってから、床ずれが一番怖かった。訪問看護師さんから「エアマットを追加した方がいい」とアドバイスをもらって、ケアマネさんに相談してレンタル追加しました。月2,000円ほど。あれから2年、床ずれは一度もできていません。あのときすぐに動いてよかった。床ずれができてからじゃ遅かったと思います。
※体験談は一般的なケースをもとにした構成例です。実際の体験談は順次掲載予定です。
介護ベッドの月額以上に
在宅介護費用は積み重なります
月々の福祉用具レンタル・訪問介護・デイサービス…在宅介護費用の合計は月8〜20万円になることも。今の貯蓄で乗り切れるか、FPに無料で確認できます。
よくある質問
エリア別に施設・サービスを探す
在宅介護を長く続けるには、介護ベッドの活用とともにデイサービス・訪問介護などのサービスを組み合わせることが大切です。お住まいのエリアで利用できるサービスや施設を確認しておきましょう。
まとめ
介護ベッドを選ぶときのポイント
- チェックリストで3つ以上当てはまったら、今すぐケアマネジャーに相談
- 機能は1モーター(背上げ)→2モーター(高さ調整追加)→3モーター(脚上げ追加)の3段階
- 介護保険が使える方(要介護2以上)はレンタル一択。月1,000〜2,500円(1割負担)
- 2モーターは「介助時に高く・就寝時に低く」使い分けると介護者の腰を守れる
- 床ずれリスクが1つでも当てはまる方は、体圧分散マットレスも一緒にレンタルを
- 不要になったらすぐ返却できる。状態が改善したらケアマネジャーに連絡を
「まだ早いかな」と思っているうちに転倒・床ずれが起きてしまう前に、ぜひケアマネジャーに相談してみてください。導入してみると「もっと早くすればよかった」という声が最も多い福祉用具のひとつです。
施設・在宅サービスを探してみませんか
在宅介護の継続が難しくなってきたら、施設への入居も選択肢のひとつです。どちらも登録不要・完全無料です。
- 厚生労働省「福祉用具貸与・特定福祉用具販売」→ https://www.mhlw.go.jp/
- 厚生労働省「褥瘡(床ずれ)の予防について」→ https://www.mhlw.go.jp/