要介護度のおさらい

介護保険では、心身の状態に応じて「要支援1・2」「要介護1〜5」の7段階に区分されます。数字が大きいほど介護の必要度が高く、利用できるサービスや入れる施設も変わります。

施設選びでは、この要介護度が「入居条件」に直結します。たとえば特養は要介護3以上、グループホームは認知症+要支援2以上、というように決まっています。まずは親の要介護度を確認しましょう。

💡 要介護度がまだ決まっていない場合は、要介護認定の申請が必要です。認定の流れは「要介護認定とは?申請方法と認定の流れ」で解説しています。施設探しと並行して進めましょう。

要介護度別・入れる施設 早見表

要介護度ごとに、入居できる主な施設をまとめました(◎入りやすい/○可/△施設・条件による/✕原則不可)。

施設 要支援1・2 要介護1・2 要介護3〜5 月額の目安
サービス付き高齢者向け住宅 8〜20万円
ケアハウス(軽費) 所得に応じ軽減
住宅型有料老人ホーム 10〜25万円
介護付き有料老人ホーム 15〜40万円+
グループホーム(認知症) △(要支援2〜) 12〜20万円
特別養護老人ホーム(特養) ✕(特例のみ) 5〜15万円
老健(介護老人保健施設) 8〜15万円
※ 費用は居室タイプ・所得区分・地域により大きく異なります。表は一般的な目安です。グループホームは認知症の診断が前提です。

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要支援1・2で入れる施設

要支援は「介護が必要になりかけている」段階です。日常生活はおおむね自分でできるため、生活支援が中心の住まいが向いています。

この段階で住み替えておくと、環境に慣れた状態で介護度の進行を迎えられるメリットがあります。

要介護1・2で入れる施設

部分的に介護が必要になる段階です。選べる施設の幅が最も広い時期でもあります。

⚠️ 特養は原則要介護3以上のため、要介護1・2では特例を除いて入居できません。将来特養を希望する場合でも、要介護1・2のうちは有料老人ホーム等で生活しながら、要介護3になったら申し込む、という流れが一般的です。

要介護3〜5で入れる施設

全面的な介護が必要になり、医療ケアが加わることもある段階です。特養を含むほぼすべての介護施設が選択肢になります。

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要介護度が上がると、
費用も増えていく

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要介護度と費用の関係

要介護度は、施設費用にも影響します。ポイントは2つです。

要介護度と費用の関係
  • 介護サービス費は要介護度が上がるほど高くなる……提供される介護量が増えるため
  • 住宅型・サ高住は重度化で増えやすい……外部サービスの利用量が増えると月額が膨らむ
  • 介護付き有料は介護費が月額に含まれる……重度化しても介護費部分は比較的安定
  • 特養は所得に応じた負担……要介護度が上がっても急には上がりにくい

「今の費用」だけでなく、要介護度が上がったときに月額がどう変わるかを施設に確認しておくと、後で慌てずにすみます。

👩
Hさん(仮名)・50代・会社員 要介護2の母(80代)の施設を探した経験

母は要介護2で「特養に」と思っていましたが、要介護3以上が条件と知って驚きました。ケアマネさんに相談し、まず住宅型有料老人ホームに入居。要介護3になったら特養に申し込む計画にしました。要介護度で入れる施設が決まると最初に知っていれば、もっとスムーズに動けたと思います。

※体験談は一般的なケースをもとにした構成例です。実際の体験談は順次掲載予定です。

まとめ:要介護度別の施設選び

  1. 要介護度は施設の「入居条件」に直結する
  2. 要支援はサ高住・ケアハウス、要介護1・2は有料・グループホームが中心
  3. 特養は要介護3以上。要介護1・2は特例を除き入居不可
  4. 要介護3〜5はほぼすべての施設が選択肢になる
  5. 要介護度が上がると費用も増えやすい。将来の費用変化を確認しておく

要介護度に合う施設の候補を、まずは集めてみましょう。

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参考・出典
※ 本記事は、厚生労働省などの公的資料をもとに、よりそい介護編集部が作成した一般的な情報です。入居条件・費用は施設・地域・所得区分により異なります。具体的な判断は、ケアマネジャー・地域包括支援センターや各施設にご相談ください。
最終更新:2026年6月